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夢は大きく!B-BOYのTaisukeさんから学ぶブレイキンの魅力
8月24日(土曜日)、パリオリンピックの熱が冷めやらぬ中、中央体育館において「トップアスリート交流イベント」が開催されました。
今回のプログラムはブレイキン。そして、お招きしたトップアスリート講師は、ブレイクダンスのソロダンスバトル世界大会で日本人として初優勝するなど多くの好成績を残しB-BOY(ブレイクダンス=ブレイキンを踊る男性。break dancerとも言う)のパイオニアとして活躍してきたTaisukeさん。
イベントは、小学1年生から4年生対象の部と小学5年から中学生対象の2部制で実施され、合わせて100名ほどが参加。だいたい、ダンス経験者が半分くらい、ブレイキン経験者はほんの数人といった感じでした。
まずはTaisukeさんの自己紹介とともに、早速ダンスを披露。なかなか間近で見ることのないブレイキンのスピードと迫力に参加者の皆さんは圧倒されていました。
いよいよ、基本ステップから練習スタート!
時間が限られているので自己紹介も早々に、けがをしないようにしっかりと準備運動をして簡単なステップから練習です!初めはTaisukeさんが正面に立って、動作を一つ一つ丁寧に教えてくれます。
準備運動 |
まずはTaisukeさんと一緒に足の動きを練習 |
ステップと一緒に腕も動かそう! |
足を前に出した時に手を広げて! |
真剣な眼差しで、Taisukeさんの動きを真似てみる参加者の皆さん。
「少し、それぞれで練習してみましょう!」と個人練習が始まると、教えてもらったことを確認しながら何度もステップを踏み、最初は上手くできないながらも笑顔で一生懸命に取り組む姿があちこちに。中には、ひたすら黙々と教わったステップを練習し続けるかっこいい集団も見つけました!
そして、練習する参加者のもとを順番に回るTaisukeさん。声をかけながらマンツーマンで教えてくれます。子どもだけでなく、保護者として参加しているお母さんも、お父さんも関係なく全員に直接声をかけて教えていました。
「自分よりも子どもを…」というお父さんにも、Taisukeさんは「今日は、お子さんもお父さんもお母さんも全員教えますよ!」と答え、お父さんをマンツーマン指導!大人にとっても贅沢な時間になっていました。気が付けば、開始直後よりも保護者の参加が増えたような……(笑)
時折、練習する皆さんの輪の中で入ってきて踊るTaisukeさんの軽やかさに、参加者からは感嘆の声も漏れていました。
ラストに教わる技は・・・・・?
慣れないステップの練習をたくさんやったことで、少し疲れてきた皆さん。「ブレイキンといえば床で回転!」と思いつつ、さすがにこのタイミングで挑戦するのは厳しそうなので、フロア技の中でも比較的簡単にできる技を教わりました。
とはいえ、見ているだけでも「ひー」という気持ちになる体勢。実際に身体を動かしている保護者の皆さんは大変だ…という思いでいっぱいでした。
こちらの技もハンドマイク片手にさらっと踊れてしまうTaisukeさん。さすがでした・・・。
世界で活躍するTaisukeさんとダンスバトル!
一通りステップを学んだあと、参加者の1人がTaisukeさんダンスバトルをすることになりました。
パリオリンピックの中継でも記憶に新しい、まさに本番さながらにバトルする2人の周りを囲むようにみんなで円を作ります。「やりたい人、できる人いますか」の声かけにしっかりと手を挙げてチャレンジする子の姿は、とても凛々しく見えました。そんな子どもたちの心意気に答えるかのようにダンスを魅せてくれたTaisukeさんもまた他者を寄せ付けない王者の風格を感じる空気を纏っていました。両者が技を繰り出されるたびに拍手とどよめきが起き、素敵なバトルを見せてくれました。バトルのあとはブレイキンのルーツに倣って握手を交わし、互いの健闘を称えることも教えてくれます。
第1部のダンスバトル
第2部のダンスバトル
ダンスバトルのあとは
Taisukeさんへの質問タイムが設けられ、ブレイキンを始めたきっかけやオリンピックの裏話など、今回参加したからこそ教えてもらえるようなエピソードを聞くことができました。
他にも、頭で回る技は痛くないのか?得意な技はなんですか?といった子どもたちからの問いかけに、ここでも技を披露してくれて、どこまでもサービス精神旺盛なTaisukeさんでした!
最後にTaisukeさんは、参加した子どもたちへ向けて「今は将来に向けてたくさんの選択肢を持って、夢は大きく持って、色んなことを経験してほしい」と語りかけていました。
ブレイキンを体験したこと、世界で活躍する人と直接交流ができたことをきっかけに、子どもたちの夢が広がると良いですね。
練習中、館内のあちこちでこぼれるご家族の笑顔を見ることができました。そんな笑顔のおかげで、取材をしていた私もいっぱい笑顔になることができました。
子どもたちも、保護者の皆さんも、一緒になって楽しんでいたようです。とても良いイベントでした。皆さん、本当にお疲れさまでした。
広報課:ちゃんみ
他にもトップアスリート交流イベントでは、さまざまなアスリートの皆さんに来ていただいています!
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