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菅刈小150周年!ウォールアートに思いを込めて
区立菅刈小学校は、令和7年5月に開校150周年を迎えました。
この150周年という大きな節目を盛り上げるべく、今年はたくさんの記念事業が企画されています。今回は、その中の一つ「山手通り(国道246号線高架下)のウォールアート」をレポートします!
地域と子どもたちへ思いが詰まった150周年
150周年記念事業を展開していくに当たり、同小では4つの理念を掲げているとのこと。
- 子どもたちの愛校心を高めたい
- 子どもたちに地域を愛する気持ちを持たせたい
- 子どもたちに未来への夢と希望を持たせたい
- 子どもたちの一生の心に残る思い出をつくりたい
取材を通して驚いたのが、この周年事業には同小の教員・児童のかただけでなく、地域のかた、卒業生も多く通う区立第一中学校のかたなど、本当に多くのかたが携わっていること。地域ぐるみで150周年を盛り上げています。
準備は2年も前から始まっていたそう。皆さんがまさに一体となって子どもたちのために汗をかいている姿に、感銘を受けました。
作業スタートは落書きを消すところから
通勤通学などでたくさんのかたが通行する国道246号線の高架下は、残念ながら数多くの落書きによって、景観が損なわれていました。
作業はまず、落書きを消すところからスタートです。
溶剤を壁に染み込ませて布で懸命に拭いていきますが、少しずつしか進まない地道な作業です。溶剤が目や喉を刺激します。それでも、きれいになるのが楽しみといった明るい表情で、声をかけ合いながら作業をされている皆さんの様子がとても印象的でした。
一人では少しずつでも、みんなの力を合わせて、夕方頃にやっとキャンバスが完成!日を改めて、次はいよいよペインティングです!
ペインティングは、一筆一筆に思いを込めて
高さ約2メートル、幅約43メートルのキャンバスには、150周年キャラクターである“すげかりゅう”と、児童全員の描いた絵がデザインされました。校長先生(上写真)も自前のエプロンで参加です。
ペインティングは6月下旬から8月にかけて、高架下の日陰にいてもまとわりつくような暑さの中での作業でした。皆さん真剣に、でも笑顔で一息つきながら動かす一筆一筆には、それぞれの思いが込められていることが伝わってきます。
第一中学校美術部の皆さんの作品もありました。
こちらは親子の写真…ではなく、親子3代の写真!実は後ろの絵はお孫さんが描いたそうです。
他にも、同小の児童のかたからは
「ここにはすごい落書きあって、それが子どもたちの絵になって良くなった。落書きをする人ももういないと思う。」
「150周年って数字はすごい。これからも続いていくんだなぁって思った。」
などの感想の声が。このウォールアートの活動を通して、4つの理念にもあった「地域を愛する気持ち」などがしっかり子どもたちの中で育まれていると感じました。そして、子どもたちだけでなく、参加した全てのかたにとっての「一生の心に残る思い出」となるに違いありません。
令和7年9月27日(土曜日)はパレードとお披露目会です!
地域ぐるみで盛り上げている菅刈小学校開校150周年。このウォールアートにも、とても多くの皆さんの、地域と子どもたちへの強い思いがたくさん詰まっています。
令和7年9月27日(土曜日)には“子供みこしパレード2025”が行われ、パレードの後にウォールアートがお披露目されます。この機会や近くに立ち寄った際などに、鮮やかに生まれ変わった山手通りの国道246号線高架下にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
広報広聴課:131105。
お問い合わせ
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ファクス:03-5722-8674
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