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めぐろ区報令和6年7月15日号編集後記「パリ2024 オリンピック・パラリンピック 目黒区にゆかりのある出場アスリートを応援しよう」
目黒区にゆかりのある出場アスリートを応援しよう
今号では、フランス・パリで開催されるオリンピック・パラリンピックを特集しました。実は、区報の特集でスポーツ記事を取り上げるのは、令和3年8月にリニューアルしてから初めてとなります。というのも、平成28年から6年間(令和4年3月号まで)は、スポーツに関する情報はスポーツ情報紙「めぐろスポーツニュース」に掲載していたのです。
4年に一度のオリンピック・パラリンピック。今回の特集担当者として、目黒区出身のアスリートを応援したい!と考え、まずは出場する可能性のあるアスリートをリサーチするところから動き始めました。しかし、今大会に出場が見込まれる目黒区出身アスリートがなかなか見つからず、一時は特集内容の変更も考えたほどでした。それでも、少しでも多くのかたにオリンピック・パラリンピックに興味・関心を持っていただきたいという思いから、アスリートの対象を「出身者」から「ゆかりのあるかた」と範囲を広げることで、無事、特集紙面を完成させることができました。
実際に記事をご覧いただきますと、今回は、パーク24株式会社所属のオリンピック出場選手(柔道)、日本大学水泳部所属のオリンピック出場選手(水泳)、目黒区スポーツ表彰受賞歴のあるパラリンピック出場選手(水泳)をご紹介することができました。
なぜパーク24株式会社所属、日本大学水泳部所属のアスリートを紹介?
なぜパーク24株式会社?と思ったかたもいるのではないでしょうか。実は、パーク24株式会社の柔道場が目黒本町にあります。ぱっと見ると、マンションに見間違えてしまうかもしれませんが、よく見ると「パーク24目黒道場」の表示があります。この目黒道場は、パーク24柔道部の練習拠点になっているほか、未就学児・小学生・中学生を対象にした無料の柔道教室を開催しているとのことで、プロアスリートから無料で柔道を教えてもらえるそうです。
同様に、日本大学水泳部の寮は碑文谷にあります。碑文谷公園の隣に位置している施設には、屋外・屋内プールのほか、トレーニング室も備わっているそう。この環境の良さが、日本大学水泳部が強い要因の一つかもしれませんね。
見どころ満載なオリンピック・パラリンピック!
7月26日から8月11日に行われるオリンピック、8月28日から9月8日に行われるパラリンピック。今回区報で紹介したアスリート以外にも多くのアスリートが出場します。またオリンピックでは今大会から新種目として「ブレイキン」が追加されました。パラリンピックならではの魅力的な競技もたくさんあります。見どころ満載の今大会、ぜひ、皆さんで目黒区にゆかりのあるアスリートを応援しながらオリンピック・パラリンピックを楽しみましょう!
なお、出場決定時期により区報への掲載が間に合わなかったのですが、区内在住の吉越奏詞選手のパラリンピック出場(馬術)が決まりました。東京2020パラリンピックに引き続いての出場です。応援していきたいです。
広報課:甘太郎
読んで答えて応募しよう!めぐろ区報読者プレゼント
めぐろ区報から出題するクイズにご回答いただいたかたに、抽選で区内のお店などから提供していただいた自慢の品物やサービスをプレゼントしています。
今回のプレゼントは、アクセサリーミュージアムの入場券2枚セットです。
申し込みサイト
祐天寺に、来年で開館15周年を迎える、アクセサリー専門の美術館があることをご存じですか。こんなところに美術館があるの?と思ってしまうような住宅街の中にあるのですが、実は装身具の会社を営まれていたオーナーの邸宅を改装してできた私立美術館なんです。
住宅地に突如現れる、この看板が目印(写真左)。アプローチを渡った奥がミュージアムの入り口。スロープ下はミュージアムショップからの出口(写真右)
展示品は、オーナーがかつて自社の商品開発のためのサンプルとして国内外で集めた、5万点を超えるコレクションの中から選りすぐった品々です。
常設展では、英国のビクトリア女王が統治したビクトリアン、19世紀末から20世紀初頭のアールヌーボー時代、1925年のパリ万博(現代産業装飾芸術国際博覧会)を最盛期として流行したアールデコ時代、40年から60年代のオートクチュール時代、70年代のプレタポルテ(高級既製服)時代、80年から90年代のアバンギャルド(前衛芸術)時代といった、時代をテーマにした6つの部屋に分けて展示されています。また、アクセサリーだけでなく、その時代の絵画や調度品、服、服飾小物も一緒に展示されているので、時代の空気感にどっぷり浸ることができます(どの品物も、私立美術館とは思えないほどの貴重な品物ばかりなのでお見逃しなく)。
1階にあるアールデコの部屋。当時のファッションも展示されている
こちらで展示されているのは、アクセサリーの中でも「コスチュームジュエリー(ファッションジュエリー)」といわれる装飾品。宝石や貴金属などを使ったものとは区別され、ファッション性を重視して、素材を問わずに自由な発想で作られたものです。そのため、その時代の流行や文化、世相、人々の思想がアクセサリーに如実に反映されていて、アクセサリーから時代を知ることができるというのがとても面白いところです。
ビクトリアン時代の繊細な装飾が施された貴重なアクセサリー類が間近で見られる
クリスチャン・ディオール(写真左)やエルザ・スキャパレリ(写真右)といったデザイナーの作品も展示
常設展の他にも、企画展が開催されており、8月11日(日曜日)までは、「愛(め)でたきオールドノリタケ」と題した展示もご覧になれます(企画展終了後、8月末まで休館になるのでご注意ください)。
また、ミュージアムショップに併設されたアトリエでは、本格的なアクセサリーが作れる教室も開催されています。興味のあるかたはぜひ。
広報課:ヤナミ
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