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更新日:2024年12月2日

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めぐろ区報令和6年12月1日号編集後記「人を元気にする、人のチカラ」

自治体の広報紙が「人権」に関する特集を掲載する場合、一般的には人権問題の解説や人権侵害の事例解説などになりがちですが、今年は人権政策課の担当者から、「人権とはもっと幅広い考え方であり、人が人を元気にするポジティブな面について理解を深められるような企画がいいのではないか」との提案がありました。
そこで、今号は、「人を元気にする、人のチカラ」と題して、人権政策課が区役所職員から集めた職員エピソードを基に、12月4日開催の人権週間区民つどいに出演する全盲のシンガー・ソングライター、大石亜矢子さんと人権について深める企画となりました。

寄せられた多くのエピソードから4つのエピソードを紙面に掲載しました。どれも大切なことを教えてくれる内容ですが、私は、特にエピソード4「近くに映る虹色」に深く感銘を受けました。テレビやネットで話題になる人ごとの話が、いざ自分ごとになったときに、偏見なく受け止めることができるか、エピソードを読みながら考えさせられました。
世の中には、さまざまな事情や困難があり、当事者でなければその本当の気持ちや辛さは分からないかと思います。けれども、想像力を働かせて、そのかたの気持ちに寄り添うことはできるように思われます。他を思いやる気持ちをほんの少しでも大きくすることができたら、人が人を元気にするような温かな社会が実現できるのではないかと、編集作業を行いみながら感じていました。

表紙の写真は、人権週間区民のつどいが開催されるパーシモンホール大ホールで撮影しました。大石さんに、実際にピアノを弾き歌っていただきながらの撮影となりました。心に染み入るすてきな歌声が会場内に響き渡り、とても感動的でした。
コロナ禍により、動画配信が続いていた人権週間区民のつどいですが、今年は会場での開催となります。大石さんの歌声が来場された方々をきっと元気にしてくれますので、ぜひ多くのかたにご参加いただきたいです。また、昨年に引き続きYouTubeでのライブ配信もあるとのことですので、こちらからの視聴もご検討ください。

表紙1201

広報課:梵天丸

 

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