ここから本文です。
めぐろ区報令和8年3月15日号編集後記「めぐろの銭湯 湯気に包まれ、日常ほどける。」
|
|
編集後記 特集を担当した職員が、取材の裏話や紙面で伝えきれなかったことをつづっています。めぐろ区報をもっと身近に感じていただけるよう、記事づくりで感じたことや、取材のちょっとしたエピソードをお届けしています。 |
皆さんは銭湯に行ったことがありますか?
昔とは違い、必ずといっていいほど各家庭に内風呂がある今の時代。「わざわざ出かけなくてもお風呂に入ることができるし」というかたも多いのでは。
でも「日常が非日常に変わる」、そんな魅力にあふれているのが「銭湯」です。高い天井に「カラーン、コォーン」と響く桶の音、湯船に揺らめく富士山の壁画、そして「はぁぁー」と言いながらたっぷりのお湯に浸かる解放感。体の汚れだけでなく、日頃の疲れやストレスまでもすっきりと洗い流してくれる極上の癒し空間が、身近なところにあるんです。
めぐろ区報の読者アンケートでも、取り上げてほしいテーマとして多くのかたからご要望をいただいていたのが区内の「銭湯」でした。
自由が丘のアートな銭湯「みどり湯」
表紙の撮影にご協力いただいたのは、自由が丘駅から徒歩7分ほどの場所にある銭湯「みどり湯」さん。
とてもグラフィカルで目を引くこちらの富士山の壁画や入口の絵を描いたのは、国内外で数々の広告賞も受賞されているアートディレクターの久保雅由さんの手によるものだそうです。なるほど、おしゃれなわけです。

気持ちよくほぐされた男女が入り口でお出迎え

さらにぐっときたのが、フロントで売られている入浴着なるもの。乳がん手術の傷あとを隠して入浴したいかたが、着用したまま湯船に入ることができるんだそうです。
おしゃれなだけでなく、誰でも銭湯を楽しめる優しさにあふれた銭湯なんだなあと心までホッとしてしまいました。
日本の誇れる文化の一つ「銭湯」がこれからも残り続けていくように
高濃度の炭酸泉や天然温泉あり、露天風呂あり、朝湯に人気のサウナも。それがリーズナブルに楽しめる「めぐろの銭湯」。今回の特集を通して、区内の銭湯は実に個性豊かなお風呂ばかりだということを知っていただけたでしょうか。
高騰する燃料費や水道代などで、銭湯経営も決して楽ではないと耳にします。昨年9月には、長年地元で愛されてきた目黒本町の「月光泉」が閉業しました。しかし、区内で一番歴史のある「大黒湯」は、現在リニューアルのために休業中。秋ごろに再開予定ですので、どのように生まれ変わるのか、楽しみに待っていてくださいね。
実は今回の特集を製作中に、銭湯に入りたくなってふらっと行ってきました。まだ寒い時期だったので、出がけにちょっとためらったのですが…大きなお風呂、本当に気持ちよかった!しかも帰り道だって全然寒くならない!ずっとホッカホカ!でした。改めて大きなお風呂の実力を肌で感じました。
ぜひ皆さんも銭湯へ行って、その魅力に浸ってみてください。のれんの向こうに広がる湯気に包まれ、身も心もほぐされる時間を一人でも多くのかたに体感してほしい!と心から願っています。
|
|
ヤナミ 福岡出身。出産を機に出版社を退職し、子育てがひと段落した頃に区報で広報課の募集を見つけ、区報制作に仲間入り。気が付けば区報の変遷を見続けるお局になっておりました。区報がご縁で出会った区民の方々は皆さん本当に輝いておられ、目黒の魅力と財産はまさに住民にあるんだと実感しています。これからも目黒を愛する住民の一人として、知りたい知ってもらいたい情報を発信していきます。 |
こちらの記事も読まれています

