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特集
デジタルアーカイブで振り返る目黒区の100年
区制90周年の記念事業として、令和4年に始まった「目黒デジタルアーカイブ100」。区に関する写真、映像、音声などのさまざまな素材をデジタルデータとしてアーカイブ(集約・蓄積)し、公開しています。
今年は、昭和元年から数えて100年目。区が保有する、とっておきの写真で過去を振り返ります。
お問い合わせ:広報広聴課(電話:03-5722-9621、ファクス:03-5722-8674)
目黒デジタルアーカイブ100とは?
デジタルで「めぐろ」を探す、残すをテーマに、区が保有する資料のほか、区民や事業者等から提供された区の風景、伝統芸能、いきものなどの画像、映像等さまざまな情報をデジタル技術を使って蓄積し、誰もが検索、閲覧できるようにしたウェブサイトです。
令和14年に迎える区制100周年を見据え、さらなる内容の充実を図っています。
目黒デジタル3Dマップ
「みどりの散歩道」と「目黒の桜」では、地理情報システムを使って、平面図面だけでなく、3D都市モデルを重ねた臨場感あふれる街並みを見ながら、写真や映像などのコンテンツを楽しむことができます。
目黒デジタル百科事典
資料データベースを使って、キーワードによる検索や絞り込みを行いながら、一覧形式で写真や映像などのコンテンツを見ることができます。
目黒区の成り立ち
昭和7年10月1日、東京府荏原郡目黒町と碑衾(ひぶすま)町が合併して東京市に編入され、目黒区が誕生しました。
- 合併後の人口は約10万8千人
- 目黒警察署管轄区域でもあることから、名称は目黒区に
- 中目黒正覚寺山門横にあった目黒町役場を目黒区役所にした(昭和11年、中央町に旧庁舎を竣工。平成15年、現庁舎へ移転)
中央町に建築された旧庁舎
目黒川の桜
目黒川の桜は、昭和の初めに行われた目黒川改修工事の際に、地域のかたが両岸に桜を植えたことが始まりとされています。その後、護岸改修工事に伴う伐採や植え替えを経て、都内屈指の桜の名所と呼ばれるようになりました。
昭和36年に目黒通りに架かる目黒新橋から撮影された目黒川
平成8年2月。桜の木がない時期も
令和6年4月。満開の桜が目黒川を彩る
アーカイブテーマ「目黒の桜」の桜ストーリーテリングでは、桜の風景を散策気分で見ることができます。 田道橋 桜橋 川面から 南部橋 |
消えた目黒のランドマーク
中目黒ガスタンク
中目黒四丁目には、昭和2年からガスタンクがありました。初めは円筒形でしたが、昭和47年に球形に変わり、平成3年に解体されました。
昭和37年
円筒形のガスタンク
昭和53年
球形のガスタンク
アーカイブテーマ「目黒の風景」では、第1・2回ダービーが開催された目黒競馬場や東京ゴルフ倶楽部(ゴルフ場)などの貴重な写真がアーカイブされています。 |
人々の暮らしや駅前 商店街の様子
初荷の晴れ姿(大正15年(この年の12月に昭和に改元))
馬方(馬で荷物などを運搬する職業の人)も馬も着飾っての初荷。今から約100年前の貴重な1枚
学生でにぎわう学芸大学駅(昭和35年)
都立大学駅から祐天寺駅の高架線は、昭和44年に下り線、昭和45年に上り線が開通
碑文谷の花作り農家(昭和29年)
昭和30年代までは田畑が区内のあちこちに
目黒本町の平和通り商店街(昭和43年)
買い物かごを持参するスタイルが一般的だった時代
「目黒のサンマ」もアーカイブ
かつて中央町にあった公会堂のどん帳には、古典落語「目黒のサンマ」の一場面が描かれていました
「目黒のいきもの」もアーカイブ
区の鳥「シジュウカラ」
区の木「シイ」
写真や動画を募集中!
目黒デジタルアーカイブ100では、「あなたの「めぐろ」を探す、残す」という参加型コンテンツとなるように充実を図っています。皆さんの思い出の写真・動画の投稿をお待ちしています。 募集テーマ
目黒デジタルアーカイブ100 デジタルで「めぐろ」を探す、残すを見る
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