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区長庁内放送 令和6年5月27日
職員の皆さんおはようございます。区長の青木です。
令和6年度初めての庁内放送となります。また、区長選挙後、初の放送でもあります。区長選挙において、改めて区民の皆さまの信任をいただき、6期目を担わせていただくこととなりました。この場を借りて再度ご報告いたします。
1 新規採用職員に向けて
さて、4月1日には、新しい仲間、新規採用職員を114名迎えました。
新規採用職員の皆様、入区して約2か月が経過しますが、職場にはなれましたか。
新規採用職員の皆さんには、4月1日の採用発令の際に、「チームワークを大切にすること」「前例にとらわれない柔軟な発想で、積極的に、そして諦めずに職務に取り組むこと」「同期の仲間や職場の上司、先輩と信頼しあえる関係を築くこと」が大切ですとお話ししました。
本日は、新たな発想と職場の信頼関係が、成果として表れた事例を一つご紹介したいと思います。
2 令和6年度全国広報コンクールでの受賞について
令和6年度の全国広報コンクールウェブサイト部門におきまして、本区のサイトが入選いたしました。特選、佳作も含め受賞自治体は4自治体だけですので、まさに快挙と言えます。
この結果は、広報課の職員を中心とした関係者の皆さんのご尽力によるものです。改めましてお礼とお祝いを申し上げます。
本区のウェブサイトは令和4年10月1日からリニューアルに着手し、5年9月12日に新サイトを公開いたしました。リニューアルの検討にあたっては、せっかく取り組むのであれば、日本一を目指そうという意気込みではじめました。今回、入選に至った要因はいくつかあります。
一つは「スマホでの閲覧」を意識しての検討でした。我々職員は、サイトを閲覧する際には主にパソコンで閲覧しています。ともすれば、自分たちの考えにとらわれ、前例どおり、パソコン画面での閲覧を意識して検討を進めがちですが、今回はスマホでの閲覧を前提にして検討を進めました。
区民の皆さんが区のサイトを閲覧する際には、約7割の方がスマホを使用して閲覧しています。そのため、多くの区民の目線に立ったサイトを創ろうと進めてきました。このように、検討のスタートにあたり、区民目線に発想を転換させたことが結果に結びついた要因の一つです。
二つ目は、民間企業や海外自治体のサイトを参考にしたことがあげられます。仕事の進め方として、これまでは、新たな事業を検討する際には、区での前例や他自治体の事例を参考にする手法が主流でしたが、今回のリニューアルでは民間企業や海外自治体の進んだ事例を参考にしています。
さらには、区内の商店街や商業施設、区や地元企業と連携・協力して中目黒地区の街づくり活動を行っている法人である「ナカメエリアマネジメント」などのサイトを参考にしながら、目黒区らしさ、デザイン性、使用する側の使いやすさなどを考慮し、検討を進めてきました。
三つめは、関係者間の信頼関係です。リニューアルは、委託先のデザイン会社とも連携して進めましたが、事業者側に自由に検討してもらい、意見をもらったそうです。区の関与が大きくなりすぎると、新たな発想が制限される恐れがあることから、なるべく事業者に自由に考え提案してもらうようにしました。
また、区の担当職員には、思い切って包括的に仕事を任せ、裁量の幅を広く持たせることにより、職員の自由な発想を引き出すようにしました。担当した職員にも直接お話を聞きましたが、上司から信頼されて仕事を任せてもらったことが、モチベーションの向上につながり、主体的に取り組むことができたとのことでした。
このように、区と委託事業者、また、上司と職員の間に信頼関係があったことも、今回の結果に大きく影響したものと思われます。あわせて、広報課だけではなく、各所管の皆さんの協力があったことも見逃すことはできません。
今回は、ウェブサイトリニューアルの例をお話ししましたが、他の所管でもこのような成功事例はたくさんあると思います。新規採用職員の皆さんも含め、職員の皆さんには、仕事を進める上で「チームワーク」「柔軟で新しい発想」「信頼関係」この3つを常に意識するようお願いいたします。
それでは、今日も一日、温かく迅速な対応をお願いしまして、本日の放送は終わります。
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