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令和6年度デジタル・ICTの取組
はじめに
目黒区では令和4年4月に「DXビジョン」を策定しました。
目黒区のDXの取組は、デジタル技術を上手に活用して、
- 1.生活をもっと便利にし、
- 2.もっと親切・丁寧な区民サービスを提供し、
- 3.だれもがもっと安全・安心に暮らせるまちづくりを実現する
ためのもので、これにより基本構想に定めるまちの将来像「さくら咲き 心地よいまち ずっとめぐろ」
の実現を目指すこととしています。
令和6年度デジタル・ICT戦略の位置づけ
令和4年に策定した「DXビジョン」の実現に向けた取組と「令和6年度行財政運営基本方針」の重要課題解決に向けた取組から具体的な取組とスケジュールを整理しています。
令和6年度デジタル・ICT戦略の全体像
Mission(目的・使命)
目黒区DXビジョンに基づき、生活を「もっと便利に!」、区民サービスを「もっと親切・丁寧に!」、暮らしを「もっと安全・安心に!」するため、デジタル技術・ITを上手に活用し、目黒区基本構想に定めるまちの将来像「さくら咲き心地よいまちずっとめぐろ」を実現する。
Vision(目指す姿)
デジタル技術による区民サービス向上に向けた取組がこれまで以上に進み、区民が区政に対する利便性や安全・安心をより実感できるようになるとともに、デジタル技術を活用した業務効率化による職員の事務負担軽減が進み、時代の変化に即応した区政の変革に取り組んでいる。
Value(行動指針)
- 戦略テーマ1:デジタル技術の活用で区政を身近にするサービス・機会の提供
- 戦略テーマ2:デジタル技術の活用による新しい働き方の実現
- 戦略テーマ3:デジタル・ICT活用を支える環境・基盤の整備
- 戦略テーマ4:区政の変革を支える組織力の強化
令和6年度デジタル・ICT戦略14の重点取組
全体像で示した4つのValue(行動指針)を戦略テーマとして設け、14の重要取組を策定しました。
戦略テーマ1:デジタル技術の活用で区政を身近にするサービス・機会の提供
- 1.行政手続のオンライン化拡大
- 2.個々のニーズに合った情報・行政サービスの提供
- 3.高齢者の生活を豊かにするデジタル活用機会の提供
- 4.マイナンバーカードの利活用促進
戦略テーマ2:デジタル技術の活用による新しい働き方の実現
- 5.場所にとらわれないスマートワークの推進
- 6.生産性向上を目指した継続的な業務改革とデジタル化の促進
戦略テーマ3:デジタル・ICT活用を支える環境・基盤の整備
- 7.地方公共団体情報システムの標準化推進
- 8.デジタル技術の進展を踏まえた個人情報保護と情報セキュリティ対策の強化
- 9.安定的かつ多様な業務遂行を支えるネットワークの再構築
- 10.オープンデータの利活用推進
戦略テーマ4:区政の変革を支える組織力の強化
- 11.DX推進体制の整備とデジタル人材の育成
- 12.情報資産の適正な管理に向けたITガバナンスの確立
- 13.関連機関と連携したICTツールの共通化・デジタル人材の共同化
- 14.生成AIをはじめとする新技術の探索、活用
令和6年度デジタル・ICT戦略(全文)
各項目の詳細は下記の資料をご覧ください。
令和6年度の成果
主な成果1 行政手続のオンライン化拡大
46パーセントから70.6パーセントへ
新たに93件の手続をオンライン化し、行政手続のオンライン化率は、KPI(目標)としていた60パーセントを大きく超え、70.6パーセントになりました。特に子育てや介護の分野で手続のオンライン化を進めました。
また、区の公式ウェブサイトにデジタル区役所、電子申請ポータルサイトを立ち上げ、利用者の利便性を高めました。
今後もより利便性が向上するようオンライン化を進めていきます。
(注記)
行政手続のオンライン化率=区における年間総申請件数(令和3年度調査)の内、オンラインで申請可能な手続件数の割合
主な成果2 生産性向上を目指した継続的な業務改革とデジタル化の促進
区内介護・保育等事業者への指導検査業務におけるペーパーレス化 約85パーセント
区内で介護や保育等のサービスを行っている事業者への指導検査業務について、事業者から事前に提出を受ける必要書類をオンラインで受けることで、約85パーセントのペーパーレス化を達成しました。さらに、指導検査先に業務用のパソコンを持参し、紙に記録していた指導内容を電子で行うことによるこれまでの働き方を見直し、業務時間も約43パーセント削減できました。
令和7年度も対象を順次拡大し、ペーパーレス化と業務の効率化を推進していきます。
主な成果3 DX推進体制の整備とデジタル人材の育成
DX推進リーダーの育成 68人
DXビジョン実現に向けてあらゆる分野でDXを推進できる組織を目指すため、所属内のDXをけん引する「DX推進リーダー」の育成を行いました。
DX推進リーダー候補生は、約半年の研修に参加し、研修の一環として自所属での業務改善に取り組み、44件の業務改善を計画・実施しました。
令和7年度も引き続きDX推進リーダーの育成を重視し、体制の整備を進めていきます。
主な成果4 生成AIをはじめとする新技術の探索、活用
めぐろデジタルミュージアム
めぐろ歴史資料館で所蔵・展示している100点以上の資料をデジタルデータ化しました。実際に来館しなくても、お手元のパソコンやスマートフォンで、めぐろ歴史資料館が所蔵する資料をバーチャルツアーご覧いただけます。
また、めぐろ歴史資料館の目玉展示、新富士遺跡から発見された胎内洞穴遺構を
3Dでデジタル化しました。地下に下る階段や大日如来坐像が埋められていた最奥なども見ることができ、実際に洞穴の中を潜り、探検しているような没入感を味わえます。
成果の詳細
各取組の成果の詳細は下記の資料をご覧ください。
お問い合わせ
電話:03-5722-9270
ファクス:03-5722-8674