ここから本文です。
ひとめぐり「地域で清掃ボランティアを続ける 坂本キク江さん」(令和4年2月15日号)
ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。
令和4年2月15日号 vol.7
地域で清掃ボランティアを続ける 坂本キク江(さかもと きくえ)さん

プロフィール
上目黒四丁目周辺で、ボランティアとして10年以上、地域の清掃活動を続けている。その他にも、成年後見人など多くの地域の活動に携わる。趣味は、音楽鑑賞。
「「ちょっとやってみようかな」から始まったたくさんの人とのつながり」
ちょっとやってみようかな、が始まり
清掃活動を始めたのは、町会の清掃担当になったことがきっかけです。担当になったからには、しっかりできることをしようと、近所のごみ拾いを始めました。始めてみると、こんなところにこんな建物があったんだとか、新しいお店ができたなあとか、小さい発見があって楽しいんです。
今でこそ、成年後見人などいろいろな活動をさせてもらっていますが、最初はどれも周りの人から勧められて、ちょっとやってみようかなくらいの気持ちで始めたものばかりです。
無理をしないから続けられる
大雨の日や、体調の悪い日などは、無理をしません。町会内の思いの向く所で、やりたい時間に、ごみを拾っています。「パンを買いに行くついでにごみを拾おう」など、自分の用事に合わせてやることもあります。だから長く続けられているんだと思います。
ごみを拾って歩いていると、「いつも頑張っているね」などと声を掛けてくれるかたもいて、自分が楽しくてやっていることだけど、とってもうれしい気持ちになります。携帯灰皿を持っているなど、マナーを守っている人を見ても、ちょっとうれしくなります。
逆に、見慣れない怪しい人物を見かけると、何度も振り返って見るようにしています。不審がられるかもしれませんが、少しでも防犯の役に立てればと思って続けています。
自分がしてもらいたいことをやる
ボランティア活動をしていると、偉いと言ってもらえることがあります。でも、私としては自分がしてもらいたいことをやっているだけなんです。ごみ拾いも、成年後見人もみんなそうです。自分自身が、将来やってもらえたらうれしいなと思うことをやっています。しかもその活動の中で、人との出会いがあります。ちょっとやってみようかなで始めた活動で、たくさんの人と出会うことができました。目には見えないけれど、人と人のつながりって、素晴らしいなと思います。このつながりが私の財産です。
区から借りている愛用のトングとポイ捨て禁止啓発バッグ。10年以上大切に使っている
お問い合わせ
広報広聴課 (区報担当)
電話:03-5722-9486
ファクス:03-5722-8674