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目黒区の地球温暖化対策キャラクター「しろくまフロートくん」が、13年の時を経て立体化!
しろくまフロートくんって? |
皆さんは「しろくまフロートくん」をご存じですか?「しろくまフロートくん」は真っ白な体に、愛らしく豊かな表情で目黒区の地球温暖化対策の広報に取り組んでいるキャラクターです。
フロートくんは、平成24年、未就学児や小学校低学年向けの地球温暖化対策の啓発絵本「しろくまフロートくんのおねがい」の中で誕生しました。
フロートくん誕生のきっかけ |
この絵本は、目黒日本大学学園(当時、日出学園)の生徒会が同校の文化祭「すずかけ祭」の収益金の一部を「温暖化対策啓発紙を発行してほしい」と学校を通じて目黒区に寄付し、子ども向けの啓発誌が少ないことに着目した区がストーリーを考案して作成したもの。絵本の内容は、登場人物の「カンタくん」と「キョウコちゃん」が、夢の中で助けたしろくま「フロートくん」と一緒に、温暖化の原因といわれている二酸化炭素を減らす方法を考えるというお話。絵本は区内の保育園・幼稚園・小学校、児童館などに配布され、区内の多くの子どもたちに分かりやすく地球温暖化について説明をしています。
絵本について詳しく知りたいかたは下記リンク先のページをご覧ください。
今までの活動 |
以降、フロートくんは区のさまざまな地球温暖化対策事業のPR役として登場してきました。ある時はクリアファイルやチラシに、ある時は定規に、また令和6年度からは改正気候変動適応法に基づく指定暑熱避難施設である「クーリングシェルター」の のぼり旗にと、幅広くその職務を担ってきた目黒区のキュートなキャラクターですが、誕生から13年の間、二次元の世界でその活動が留まっており、その魅力が十分には伝わっていませんでした。
筆者の想いは |
そんな彼の置かれた状況に、以前からモヤモヤとした感情を抱えていた筆者。なぜならフロートくんは筆者一推しの目黒区のキャラクターだからです。こんなに可愛らしくて幅広く愛される素養があるのに、なぜ限定された活動になってしまっているのか?二次元にとどまっているのか?と憤ったこともあるものの、活動の場が縮小するとその存在を忘れてしまうこともありました。
ついに |
しかし、そんな日々もついに突如終止符が打たれる時が!それは、目黒区が去る1月23日に日産自動車株式会社・日産東京販売株式会社と協定を締結したことがきっかけでした。目黒区は令和4年、2050年のゼロカーボンシティの実現を打ち出し、ZEV(Zero Emission Vehicle)の導入や、ZEVに蓄えた電力を家庭用電源として利用するV2H(Vehicle to Home)の普及啓発など、地球温暖化対策の強化を掲げました。その具体策の一つとして本協定を締結し、日産クリッパーEVを庁用車に採用してEVの普及促進を行い、また災害時避難所における電力供給業務を円滑に実施することを計画しています。この協定のイメージキャラクターにフロートくんが大抜擢されたことで、長年留まっていた二次元の世界からついに飛び出してきたのです。

話は少し戻り、満を持して立体化することが決まったフロートくん。しかしどの立体化したキャラクターたちも同じ道を辿ったであろう、元々はイラストという二次元。チャームポイントの大きい口も素材やバランスによって怖く見えてしまうなど、立体化した際のパーツの配置やサイズ感、素材にも思いを巡らせ、どうすれば絵本で表現されているフロートくんのかわいさが再現できるのか、区の担当者は相当頭を悩ませたと言います。
お披露目当日 |
幾多の困難を乗り越えてついに完成したフロートくん。令和7年1月23日(木曜日)に開催された、日産自動車株式会社・日産東京販売株式会社と目黒区の協定締結式・給電デモンストレーションでいよいよお披露目とうことで駆け付けた筆者は、広報課という立場を活用して、協定締結式典に潜り込むことに成功。はやる気持ちを抑えきれず、フロートくんのいる場所まで小走りし、その姿を見た時の感動たるや、私が長年推してきたフロートくんが目の前に現れたのです!
大きさは約200センチメートル、真っ白でぽてっとした安心感を与えるフォルム。後ろ姿も非常に愛らしく、あまり機敏には動けませんが、耳も動くようです。まさに絵本の中から飛び出してきたその姿に、シャッターを切る手が止まりませんでした。そして興奮冷めやらぬ筆者は、フロートくんをより多くの人に知っていただくため、このめぐろプラスを活用してその可愛さを広く伝えようと心に決めたのでした。
今後の活動 |
さて、これから目黒区の地球温暖化対策をますます加速させていくため、フロートくんは強力な助っ人として環境のイベントなどで活躍していく予定です。今回導入された日産クリッパーEVにもゴミラスくんと共に車体に描かれており、今後区内で見かける機会が増えていくと思います。フロートくんを見かけた際は、ぜひあなたの推しに仲間入りさせてください。一緒に「しろくまフロートくん」を推しませんか?
広報課:みた 一
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