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区長の発言集 ずっと もっと めぐろ 令和6年度
ずっと もっと めぐろ(区報令和6年12月1日号)
皆さん、こんにちは。区長の青木英二です。
2024年も残すところ、あと1カ月となりました。今年の4月、改めまして皆さまからの負託をいただき、5期目そして6期目となる区政運営にまい進してきた1年でした。
年末を迎えるにあたり、昨年の12 月1日号の「ずっと もっと めぐろ」を読み返してみました。その中で私は、「新型コロナウイルス対策と物価高騰対策に尽力した1年だった」と述べています。そこから1年が経ちましたが、新型コロナウイルスの完全終息に至ってはおらず、インフルエンザやその他感染症などと同様、引き続き注意を払うことの重要性は変わっていません。しかしながら、区政への影響は軽微になっており、今年度予算の基本方針に込めた「ポストコロナ時代の目黒の未来を創る」という思いを着実に具体化で
きている手応えを感じています。
ごく簡単に今年の出来事を思い起こしますと、2月に「ベビーファースト宣言」を表明し、3月には東部地区地域交通バス「さんまバス」の実証運行を開始、8月に入ると東京大学と包括的な連携協定を締結、そして10月には総合庁舎屋上庭園の「芝生・キッズパークエリア」を再整備したほか、新設される「目黒西中学校」、「目黒南中学校」の来年4月の開校に向けた準備も着実に進めました。
さらに、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会も忘れることができません。オリンピック、パラリンピックのいずれの大会にも区にゆかりのあるアスリートが出場し、たくさんの感動をいただいた夏でした。
そして、今年を語る上で忘れてはいけないのは、元日に発生した能登半島地震です。9月には奥能登地方で記録的な豪雨被害も発生しました。改めまして、犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。さらに8月には宮崎県南部で最大震度6弱の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が出されました。2024 年は、日本が地震大国・災害大国であることを改めて実感させられた1年でもありました。
来たる2025年も、防災対策をはじめとして、区基本構想のスローガン「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」の実現に向け、さまざまな施策に全力で取り組んでまいります。最後になりますが、皆さんが良い年をお迎えになられることを、心よりお祈り申し上げます。
ずっと もっと めぐろ(区報令和6年10月1日号)
皆さん、こんにちは。区長の青木英二です。
本稿を執筆するにあたり、1年前の10月1日号の「ずっと もっと めぐろ」を読み返してみました。昨年の本稿では、「人類史上最も暑い年」として世界的に記録ずくめだった夏について言及していましたが、今思い起こしてみても、世界各地から猛暑にまつわるたくさんのニュースが届いていた夏でした。
今年の夏も、やはり暑い夏でした。9月後半になりましても、東京都心で猛暑日を記録するなど残暑も大変厳しいものとなりました。なお、環境省・気象庁が提供している熱中症警戒アラートなどの情報発信は、今月23日まで運用されています。私も、まだまだ気を緩めることなく、暑さと熱中症への警戒を続けていきたいと思います。
さて、今号の特集は、「認知症を自分事として考えよう」です。記事にありますように、認知症について考える際、自分の認知症のことを気に掛ける「自分事」だけでなく、「家族や親しい人」の認知症に関わっていくことで「自分事」となるケースもあります。
認知症と向き合っていく上で、地域包括支援センターに配属されている認知症支援コーディネーターは、真摯にサポートしてくれる心強い存在です。少しでも気になることがあったり、確認したいことがあるかたは、早めにご相談ください。この特集が、今まで認知症のことを「人ごと」と思っていたようなかたにとって、新しい気付きになったり、実際に行動を起こすきっかけになるようでしたらうれしく思います。
最後に、この先もまだ暑い日があるかもしれませんが、季節は着実に進んでいます。「スポーツの秋」、「食欲の秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」など、秋は楽しみの多い季節です。区では、秋ならではの
イベントや講座などを数多くご用意しています。
今月13日には「第48回目黒区民まつり」が開催されます。「目黒のさんま祭」も待ち遠しいですし、友好都市である気仙沼市の皆さんとの再会も楽しみです。たくさんの模擬店やステージイベントのほか、金沢・角田・気仙沼の各友好都市の名産品が集まるふるさと物産展なども毎年人気です。また、「まだ、さんまバスに乗ったことがない」というかたは、会場への交通手段として、ぜひ一度、ご利用になってみてください。
ずっと もっと めぐろ(区報令和6年9月1日号)
皆さん、こんにちは。区長の青木英二です。
本日9月1日は「防災の日」です。1923 年(大正12 年)の関東大震災発生から10 1年を迎えました。今年は、1月1日に能登半島地震が発生、さらに先月8日には日向灘を震源とし、宮崎県内で最大震度6弱を観測する地震が発生しました。この地震を受けて、気象庁は、南海トラフ地震の発生可能性が平常時より相対的に高まっているとして、「臨時情報(巨大地震注意)」を初めて発表しました。臨時情報の対象地域は、沖縄から茨城まで29都府県707市町村となり、目黒区は含まれていなかったものの、お盆のこの時期、緊張
が高まったかたも多いかと思います。
幸いにして1週間後には、政府による「特別な注意の呼びかけ」は終了となりましたが、南海トラフ地震を含む巨大地震はいつ発生してもおかしくないとされています。「防災の日」を迎えて今一度、避難場所やご家族との安否確認手段の確認、家具の固定、備蓄品や非常持ち出し品の確認などをお願いいたします。また、大きな地震や災害などの後には、SNSなどで根拠のない予測やデマが飛び交ったり、便乗した詐欺や悪質商法などのトラブルも発生したりします。大変残念なことではありますが、そのような情報に振り回されたり、
トラブルに巻き込まれたりすることがないよう、日頃から意識しておくこともとても大切です。
また、こちらも記憶に新しいのではないかと思いますが、先月16日、台風7号の接近に伴い、交通機関に大きな影響が出たほか、区でも総合庁舎と田道住区センター三田分室の2カ所に自主避難所を開設する対応をいたしました。
自然災害大国でもある日本においては、地域を問わず、さまざまな自然災害のリスクと常に向き合っていかなければなりません。「防災の日」を機に、改めまして各種災害に対する備えや点検を進めていただきたいと思います。
最後となりますが、パリ2024オリンピックでは、目黒区にゆかりのあるアスリートをはじめとして、日本そして世界のトップアスリートたちが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。全ての選手そして関係者の皆さまに敬意を表したいと思います。
この区報が皆さんのお手元に届く頃には、パリ2024パラリンピック競技大会でも熱戦が繰り広げられているものと思います。区にゆかりのある競泳の小野智華子選手につきましては、9月1日を挟んで3種目に出場予定です。そして、区在住の吉越奏詞選手が出場する馬術競技は9月3日からベルサイユ宮殿で開催されます。目黒区からパリへ、私も皆さんと一緒に両選手への熱い声援をお届けしたいと思います。
ずっと もっと めぐろ(区報令和6年8月1日号)
皆さん、こんにちは。区長の青木英二です。
先月18日、関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。今年は梅雨入りが遅かったため、梅雨の日数は平年と比べると3分の2程度の短さだったとのことです。梅雨こそ明けましたが、本格的な夏を迎えたことで、ゲリラ豪雨や落雷、河川の増水や氾濫、熱中症などといった、この季節ならではの備えや注意が必要です。これらの問題の概要や対応法などは、区をはじめ、国や都などさまざまな官公庁のウェブサイトや広報紙などでご確認いただけます。毎年、新しい言葉や新しい取り組みなどが出てきていますので、これまでの知識や考え方にとどまることなく、最新の情報を入手するよう、ぜひ強い関心を持っていただければと思います。
そして、いよいよパリ2024オリンピック競技大会が7月26日から8月11日にかけて、さらにパリ2024パラリンピック競技大会が8月28日から9月8日にかけて開催となります。
先月15日号の区報では、目黒区にゆかりのある出場アスリートを応援しようという特集を掲載しました。また、この区報への掲載はスケジュール的に間に合わなかったものの、東京2020パラリンピックに引き続いて区内在住の吉越奏詞選手のパラリンピック出場(馬術)も決まりました。テレビなどで観戦の折には、区報7月15日号をお手元に置きながら、パリに向けて一緒に熱い応援をしていきましょう。
今年の8月は、終戦から79年目となります。年月の経過とともに、戦争の記憶が少しずつ薄れていってしまいがちではありますが、今を生きる私たちには、平和の尊さを未来につないでいく努力が求められています。今号におきましても、2ページにわたって平和にまつわる記事を掲載しています。記事内にもありますとおり、8月6日には区民センターホールで「平和祈念のつどい」を開催します。当日、一人でも多くのかたのご来場をお待ちしております。
最後になりますが、当面の間、大変厳しい暑さが続いていくものと思われます。さらに、全国で新型コロナウイルスの感染拡大も懸念されています。区民の皆さまにおかれましては、くれぐれもお身体ご自愛の上、この夏を元気にお過ごしください。
ずっと もっと めぐろ(区報令和6年7月1日号)
皆さん、こんにちは。区長の青木英二です。
平年よりだいぶ遅くなりましたが、関東甲信地方が先月21日、梅雨入りしました。これから先、蒸し暑い日も増えてきて、本格的に熱中症や豪雨などへの備えが必要な季節を迎えることになります。
熱中症につきましては、真夏に注意を要するのはもちろんですが、本格的な暑さに慣れていない初夏の段階でも警戒が必要です。曇りや雨の日であっても、湿度が高いことで熱中症のリスクは高まります。扇風機やエアコンなどを適切に使用しながら、くれぐれも体調管理にお気をつけください。
めぐろ区報6月1日号でも、大きく熱中症対策について取り上げています。熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートの説明、総合庁舎や図書館などといったクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の設置場所のご紹介もしていますので、今一度お手元にてご覧いただくか、区のウェブサイトからバックナンバーでご確認いただければと思います。
さて、今回の区報の特集テーマは、既に全国的に活動が定着したと言える「子ども食堂」です。目黒区内におきましても、区が主催する「子ども食堂連絡会」のかたとの懇談などを通じて、各地域で個性豊かな子ども食堂が運営されていることを心強く思っています。記事からもお分かりいただけるとおり、いろいろな団体が多様な活動を行っており、子どもたちに食事を提供する場としてだけでなく、さまざまな世代や立場の方々が交流する地域コミュニティの性格も併せ持つようになってきています。
特集をお読みになって興味を持たれたかたは、各団体のウェブサイトやSNSなどもご覧いただき、お問い合わせいただければと思います。一人でも多くのかたが参加されることで、目黒の子ども食堂がもっと魅力的に、そして活発になっていくことを願っています。
また、7面でもお知らせをしていますが、7月1日からさんまバスが増便されます。現行の1日6便から12便に増えることで利便性がさらに高まります。区役所や東京共済病院、区の複合施設である中目黒スクエア、さらには恵比寿ガーデンプレイス、厚生中央病院や目黒駅などをご利用の際には大変便利ですので、まだお乗りになっていないかたはぜひご利用ください。
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電話:03-5722-9152
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