更新日:2025年8月29日

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9月24〜30日は結核・呼吸器感染症予防週間

ポスター

厚生労働省では、毎年9月24日から30日を結核・呼吸器感染症予防週間と定め、呼吸器感染症が流行する秋冬前に、マスク着用を含む咳エチケット、手洗い、換気などの基本的感染対策や予防接種の重要性などの呼吸器感染症に関する知識の普及啓発を行っています。
20世紀に入ってから起こったパンデミックは全てが呼吸器感染症であり、今後も繰り返されることが予想されます。次のパンデミックに備えて、呼吸器感染症への関心を持ち続けましょう。

結核・呼吸器感染症予防に関する掲示

目黒区では、結核・呼吸器感染症に関する正しい知識の普及啓発を図るため、下記期間中に結核・呼吸器感染症予防に関するポスター展示やパンフレットの配布を行います。

日時

令和7年9月24日(水曜日)から令和7年9月30日(火曜日)まで

展示場所

総合庁舎本館1階 西口ロビー

結核とは?

結核は、かつて不治の病と恐れられ、死亡原因の第1位でした。国を挙げて予防や治療に取り組んだ結果、患者数を大きく減らしましたが、欧米諸国に比べると未だ高い水準にあり、現在の日本においても年に10,000人以上の新しい患者が発生しています。

結核は、結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。咳やくしゃみなどの「しぶき」と一緒に、結核菌が空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことで人から人に感染します(空気感染)。
最初は風邪に似た症状で始まります。咳・微熱・身体のだるさが2週間以上続く場合には、早めに受診しましょう。
喫煙習慣がある人や免疫の弱い人など、結核になりやすい人もいます。また、体重が減ってきた、なんとなく食欲がない、近頃、寝汗をかいているなどの症状がある場合も注意が必要です。

早期発見のため、自覚症状がなくても、1年に1回は検査を!

結核は感染してから発病までに時間がかかります。感染すると半年から2年以内に発病することが多いですが、中には10年以上経って発病する場合もあります。
結核患者の大半を占める高齢者では典型的な症状が出ず、発見が遅れることにより集団感染の発生や重症化を招く恐れがあります。結核から自分の健康と身近な人を守るためにも、早期診断と治療が大切です。自覚症状がなくても1年に1回は胸部X線検査を受けることをお勧めします。
新型コロナウイルス感染症をはじめ、その他の感染症などからご自身を守るためにも体調には十分留意していただき、受診の際には、マスクを着用して受診しましょう。

呼吸器感染症とは?

呼吸器感染症は、ウイルスや細菌などの病原体が体内へ侵入・増殖し、のどや肺などの呼吸器に炎症を起こす感染症であり、主な疾患として、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス感染症などが挙げられます。
呼吸器感染症はパンデミックを起こしやすく、20世紀に入ってからのパンデミックは、スペイン風邪(1918年)に始まり、アジア風邪(1957年)、香港風邪(1968年)、SARS(2003年)、新型インフルエンザ(2009年)、MERS(2012年)、そして新型コロナウイルス感染症とすべてが呼吸器感染症でした。

呼吸器感染症の予防

適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事など健康的な生活が免疫力を高め、感染症にかかりにくい身体づくりにつながります。
また、手洗い、咳エチケット、マスクの着用など日ごろから感染予防対策を習慣づけましょう。

感染症のなかには、予防接種で免疫をつけることで予防できるものが多くあります。かかりつけ医と相談して、予防接種を受けましょう。
流行前や決められた期間に受けることで、重症化を防げたり発症をある程度抑えることができます。

ふせごう感染症。ひろめよう手洗い・咳エチケット

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公益財団法人結核予防会公式ホームページ

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お問い合わせ

保健予防課 感染症対策係

ファクス:03-5722-9890