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目黒区の熱中症対策
暑い日が続くこの季節、熱中症には一層の注意が必要です。
熱中症は、年齢や体力にかかわらず誰にでも起こりうる身近な健康リスクです。
特に高齢のかたや子ども、持病のあるかたは重症化の恐れもあり、早めの予防が大切です。
区では、熱中症による健康被害を防ぐためのさまざまな取り組みや情報発信を行っています。
特に、気温や湿度などの状況に応じて発表される「熱中症警戒アラート」などは、危険な暑さへの早めの気づきとなりますので、正しい知識と区の情報を活用し、熱中症予防に取り組みましょう。
注意喚起情報
アラートが発表されたら、普段以上に熱中症の予防行動をとりましょう!
「水こそたすけに」を合い言葉に、熱中症予防のポイントを紹介します。
熱中症予防のポイントを確認する
項目 | 熱中症特別警戒アラート (令和6年度より) |
東京暑さ情報 (新規・東京都独自) |
熱中症警戒アラート |
---|---|---|---|
発表元 | 環境省 | 東京都 | 環境省・気象庁 |
目的 | 重大な健康被害が生ずるおそれを発表 | 区市町村別に災害級の暑さ情報を提供し対策を促すもの | 熱中症の危険性に対する「気づき」を促すもの |
発表基準 |
都内情報提供地点11か所全てにおける翌日の最高暑さ指数(WBGT)が35以上 |
都内の区市町村庁舎地点62か所いずれかにおける当日・翌日の最高暑さ指数(WBGT近似値)が35以上 |
都内情報提供地点11か所いずれかにおける翌日・当日の最高暑さ指数(WBGT)が33以上 |
発表時間 | 前日14時 | 前日16時、当日10時 | 前日17時、当日5時 |
発表方法 (注記) |
環境省ホームページ | 東京都ホームページ | 環境省ホームページ 目黒区公式サイト(自動連係) |
令和6年度実績 | 発表なし | 令和7年度新設 |
37回発表 |
(注記)発表方法詳細
環境省熱中症予防サイトなどで発表されるほか、配信サービスに登録することで情報を入手することができます。
目黒区の取り組み
熱中症特別警戒アラート発表時は「クーリングシェルター」を開設します!
熱中症特別警戒アラートが発表されたときは、不要不急の外出は控えましょう。やむを得ず外出している場合は、暑さをしのげる場所として、冷房設備のある区の施設などをクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)として開設しますので、ご利用ください。
日中を涼しく過ごし、水分補給ができる「涼み処」を開設しています!
高齢者センターおよび区内24か所の老人いこいの家が「涼み処」として開設しています。どなたでもご利用いただけますので、ぜひご利用ください。
目黒区立学校・園 熱中症ガイドライン
目黒区教育委員会では、各学校・園において熱中症対策を含めた危機管理マニュアルの見直し・改善を行うための資料として、「目黒区立学校・園 熱中症ガイドライン」を作成しています。
注記:「目黒区立学校・園 熱中症ガイドライン」は熱中症特別警戒アラート等の内容を追加し、令和7年8月頃に改訂版を公開する予定です。
児童館・学童保育クラブ・ランランひろばにおける児童の安全の確保
児童館・学童保育クラブ・ランランひろばを利用するにあたって、災害、不審者の発生、事件事故、火災、警報等が発令される悪天候時等のときにおける児童の安全確保、感染症の対応についてご案内します。
児童館・学童保育クラブ・ランランひろばの熱中症警戒時の対応等について確認する
ご家族と一緒に熱中症対策を考える! 熱中症対策標語コンテスト
ご家族と一緒に熱中症対策について考え、感じたことや知っていること、ご自身の経験などを標語にしてみませんか?(募集は終了しています)
区公式SNSでの注意喚起・啓発
熱中症対策は、正しい情報から!
区公式SNS(X、LINE)では、日常生活でできる熱中症予防策などを発信しています。
ぜひ、フォローして、毎日の対策にお役立てください。
東京都の取り組み
「東京都熱中症対策ポータル」は、東京都が公式に運営している熱中症対策の総合サイトです。
年齢や状況に応じた予防行動の紹介や、都の施策・支援情報を紹介していますので、お役立てください!
(主な情報抜粋)
TOKYOクールシェアスポット
クールシェアスポットとは、熱中症予防やエネルギー消費の削減を目的とした、東京都の「クールシェア」事業の一環です。冷房環境を共有するための場所でこれまで涼み処としても提供されてきた、屋外を含む施設のことを指します。ぜひお近くのクールシェアスポットをご利用ください。
近くのクールシェアスポットを確認しましょう!
東京ゼロエミポイント
設置済みのエアコン・冷蔵庫・給湯器・LED照明器具を除く照明器具を、
省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・給湯器・LED照明器具に買替えた都民に対して、
東京ゼロエミポイント相当分を付与する、東京都が実施する事業です。
事業者の取り組み
令和7年6月1日に改正労働安全衛生規則が施行され、熱中症対策が強化されました。
この改正により、熱中症による重篤化を防止するため、事業者には早急に求められる対策として、
- 体制整備
- 手順作成
- 関係者への周知
が義務付けられました。
熱中症は死亡災害に至る割合が、他の災害と比較して約5から6倍と高く、死亡災害となる場合のそのほとんどが「初期症状の放置・対応の遅れ」が原因です。
現場において、死亡に至らせない(重篤化させない)ための適切な対策が求められます。