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更新日:2025年8月15日

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つながりつくるわたしたちのまち。

特集

地域の人が主体の「手作りのまち」 西小山 "つながりつくるわたしたちのまち。"

駅前に多くの商店が並び、暮らしやすい下町として親しまれている西小山。実は、過去に都が実施した「地震に関する地域危険度測定調査」で総合危険度が高い地域と評価されていました。そんな状況を変えようと、防災性の向上と共に活気あるコミュニティーづくりを進めてきたのが、ここ西小山に暮らす人たちです。平成21年に、地域主体で立ち上げた「西小山街づくり協議会」を中心に、「災害に強く、にぎわいと潤いのあるまち」を目指してさまざまな取り組みを行ってきました。そのうちの一つが、にこまる MINE PARKの開園です。西小山の最大の魅力である「人のつながりの良さ」を発信するため、にこま通りとえびす通りの商店街が交わる場所に新たな交流の場を生み出しました。住民が主体となってつくり上げる、まさに「手づくりのまち」西小山。その魅力をご紹介します。

お問い合わせ:木密地域整備課(電話:03-5722-9672、ファクス:03-5722-9239)

NEW西小山 にこまる MINE PARK

令和7年4月1日に誕生

西小山駅からほど近い小さな公園。「みんなの広場」をコンセプトに、子どもからお年寄りまで利用できるにぎわいの場としてオープンしました。実証実験や検討会を重ね、多くのかたの想いをカタチにした場所です。地域の方々が立ち上げたボランティア団体「にこまる MINE PARKの会」が区と協力して管理運営を行っています。

西小山MAP 西小山らしくも災害に強いまち

地域住民が主体となり、ともに支え合いながらまちの活気を守ってきた西小山。これからも潤いのあるまちであり続けるために、「災害に強く、安全・安心なまちづくり」を進めています。

MEGURO+西小山エリアの防災術の詳細を見る

西小山MAP

無電柱化

災害時に安全な経路で避難できるよう、無電柱化を進めています。駅前通り東は、電柱が無くなると同時に道路幅が約2メートル広がりました。

無電柱化により道路の幅が広がったことをあらわす比較写真

補助第46号線を活用した防災訓練

住民の防災意識を高め、まち全体の防災性アップにつなげるために近隣町会合同で実施しています。令和6年度は消火栓の開け方や放水手順を確認しました。

共同マンションとクラフトビレッジ

にこまる MINE PARKと同様に、地域の防災性向上を図る共同化事業の一環として建設された2つの施設。クラフトビレッジ西小山は「食」で人をつなぐ、新しい憩いのスポットです。


共同マンション(パークホームズ西小山)

商店街

西小山の象徴ともいえる2つの商店街。下町風情あふれるこの場所も「火が燃え広がらないまち」となれるよう、木造の店舗や住宅が密集している地域で不燃化建て替えを推進しています。

西小山VOICE みんなで頭を悩ませて手づくり!

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一人一人のMINE(私の)想いが集まる公園にしたい!

笹野さん
にこまる MINE PARKの会
会長 笹野邦貴さん

ふらっと立ち寄れるにこまる MINE PARKは、住民が主体となって管理することで気軽にイベントを開催できるのがポイントです。「MINE」には、「私たち住民の手から、新たなつながりやにぎわいを生むんだ」という熱い想いが込もっています!

人のつながりの良さを大切にみんなでまちをつくっています!


西小山街づくり協議会
会長 後藤有能さん

西小山はもともと、住民同士が肩を寄せ合うように住みながら商売をしてきたまちです。下町的な親しみやすさあふれるこの場所で、日常的な住民同士のつながりをさらに深めていきたいと思っています。

はじまりは、都の調査での総合危険度ランク5の評価


区担当者
木密地域整備課職員

災害時の危険が高い地域であった過去から、現在は住民と区が連携して、安全かつ活気のあるまちづくりを進めています。地域で一丸となってさまざまな取り組みを続けてきた西小山の魅力をぜひ知ってください。

ハード・ソフト両面のまちづくり

日常の街づくり暮らしやすさなどへの取り組みと、防災の街づくり安全確保を実現する取り組みが循環することを示した図

「手づくりのまち」の理由。

西小山の人はこれまで、互いに支え合いながらまちを彩り、活気にあふれる地域へと発展させてきました。そんな魅力ある住民性や地域性が育まれたワケを、歴史や文化からひもといていきましょう。

理由1 THE東京ローカル 人があたたかい下町

商店街を中心に栄えた西小山。そこで暮らす人々の間には深い絆があり、「困った時はお互いさま」の助け合いが日常的に行われているのが特徴です。昔から地域全体でまちおこしに尽力してきた文化があるからこそ生まれるチームワークが、あたたかい西小山を形づくっています。

PICK UP 秋の風物詩である地域主体のまつり 例大祭

毎年9月の連休に合わせて碑文谷八幡宮で開催される例大祭は、西小山の一大イベント。近隣町会の神輿(みこし)が一同に集まる宮入の光景は圧巻です。複数の町会が集結して行うまちの練り歩きは、いざという時に協力できる関係づくりに一役買っています。

日時:9月13日(土曜日)・14日(日曜日)18時から

理由2 目指せ!燃えないまち 防災のまちづくり

ハードの整備

「燃えないまち・燃え広がらないまち」の実現に向けて、不燃化建て替えの推進や救助活動の場となるオープンスペースの確保、道路整備などに取り組んできました。これからも住民と行政が連携し、多様なリスクに対応できる安全なまちづくりを進めます。

これまでの整備状況

1997年 補助第30号線(西小山駅駅前広場)事業開始

2001年 木造住宅密集地域整備事業開始(目黒本町六丁目・原町地区)

2006年 西小山駅の地下化

2015年 補助第46号線(原町・洗足)道路整備着手

2016年 都市防災不燃化促進事業開始

理由3 にぎわいと潤いを大切に 日常のまちづくり

ソフトの整備

いざという時に支え合える地域であれるよう、日頃から住民同士のつながりを大切にしています。そんな住民たちの声を集めて、防災マップをつくりました。地域のネットワークを生かし、まち全体で備えておくことが、災害に強く、にぎわいある西小山であり続けるための秘訣です。

にこまる MINE PARKとパークホームズ西小山の敷地内に設置!

西小山防災マップ

防災マップ(西小山駅周辺)(PDF:372KB)

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