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めぐろ区報令和6年10月1日号編集後記「認知症を自分事として考える」
大特集「認知症を自分事として考える」
今号では「認知症を自分事として考えよう」と題して、認知症について特集しました。表紙のチェックリストは、認知症安心ガイドブックに掲載されている「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」を参考に5つの質問を掲載しています。ガイドブックには、10項目からなるチェックリストが掲載されていますので、気になったかたは、ぜひガイドブックでご確認いただければと思います。
今回の記事作成には、目黒区医師会会長の渡邊先生にご協力いただきました。認知症の症状や気付き・兆候についてお聞きしたほか、早期診断の重要性、予防についても教えていただきました。
先生のお話を聞いて、特に印象的だったのは、「認知症になったからといって、人生が終わるわけではありません」という言葉でした。認知症は徐々に進行していくので、その間に自分の今後の生活などをしっかり考えることができるとのこと。自分だけでなく、家族や親しい人が認知症になることで、認知症が自分事になることもあるので、正しく理解しておくことが大切であると感じました。
お話を伺った目黒区医師会会長 渡邊先生
区では、今年度からもの忘れ検診が始まっています。渡邊先生もお話しされていたように、受診して大丈夫なら安心ですし、認知症であることがわかっても早期に診断されれば、進行を遅らせることができるそうです。該当年齢のかたはぜひ受診をご検討ください。
私の父も該当年齢だったので、先日受診してきました。一緒に暮らしていてどうなのかなと思うこともありましたが、検査結果は大丈夫だったそうで、一安心しました。
また、地域包括支援センターにいる認知症支援コーディネーターにもお話を伺いました。もの忘れ相談窓口でもある地域包括支援センターは、認知症と診断されたかたの支援のほか、認知症について気になるかたの相談にも対応しています。紙面で紹介されているように、ちょっとした気付きから支援につながることがあるそうです。少しでも気になることがあるようでしたら、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
認知症支援コーディネーターと福祉総合課職員
認知症予防には、日頃から頭を使い、脳を刺激するように心掛けることが大切とのこと。私も、脳への刺激の心掛け、小さなことでも新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思います。
広報課:梵天丸
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