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咽頭結膜熱(プール熱)
咽頭結膜熱(プール熱)とは
アデノウイルスの感染により、発熱(38度から39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状を伴う小児に多い病気です。かつてはプール利用時の接触やタオルの貸し借り等で流行することがあったため、俗称として「プール熱」と呼ばれていました。
主な症状
潜伏期間は5日から7日程度です。発熱、咽頭炎(のどの痛み、発赤など)、結膜炎(目の充血、めやになど)が主な症状で、そのほかリンパ節の腫れ、腹痛、下痢などが生じることもあります。
症状は1週間から2週間程度でおさまりますが、重症化した場合は、肺炎などを合併することがあります。
結膜炎の症状が強い場合は、眼科での治療が必要になります。
「小児を中心に流行する感染症について」(PDF:113KB)も併せてご覧ください。
主な感染経路
感染力は非常に強く、感染経路としては、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」、ウイルスが付着した手やタオルなどで目、鼻、口に触れることによる「接触感染」があります。
予防のポイント
アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗いましょう。
プールや温泉施設を利用する際には、前後にシャワーを必ず浴び、タオルの共有は避けましょう。
咽頭結膜熱の治療
特別な治療はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
のどの痛みのため食事がとりづらい場合は、柔らかく薄味ののどごしが良く食べやすいものを食べましょう。また、十分な水分補給を心がけましょう。
咽頭結膜熱の流行状況
流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。
都内における咽頭結膜熱の推移グラフ(10年分)
感染症名「咽頭結膜熱」を選択してください。
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お問い合わせ
保健予防課 感染症対策係
電話:03-5722-9896
ファクス:03-5722-9890