更新日:2025年3月18日

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感染性胃腸炎

ノロウイルスなどの感染性胃腸炎に注意が必要です

感染性胃腸炎とは

細菌やウイルスなどの病原体による胃腸炎の総称です。毎年秋から冬にかけて流行します。

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主な症状

病原体により異なりますが、潜伏期間は1日から3日程度です。ノロウイルスによる胃腸炎では、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛であり、小児ではおう吐、成人では下痢が多いです。有症期間は平均24時間から48時間です。ロタウイルスによる胃腸炎では、おう吐、下痢、発熱がみられ、乳児ではけいれんを起こすこともあります。有症期間は平均5日から6日です。
感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。

主な感染経路

病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)、汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)があります。

予防のポイント

  • 感染性胃腸炎の主な原因となるウイルスはアルコール消毒の効果が乏しいため、流水と石けんによる手洗いをしっかり行うことが大切です。特に排便後、調理前後や食事の前には、その都度、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
  • カキなどの二枚貝を調理する場合は、中心部まで十分に加熱しましょう。(中心温度85度から90度で90秒以上の加熱)
  • 吐物(とぶつ)やふん便を処理するときは、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウム(塩素系の漂白剤)を使用して適切に処理しましょう。処理後は、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。

感染性胃腸炎の治療

特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。
乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので、早めに医療機関を受診することが大切です。特に高齢者は、誤嚥(おう吐物が気管に入る)により肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。

感染性胃腸炎の流行状況

流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。

都内における感染性胃腸炎の流行状況

都内における感染性胃腸炎の推移グラフ(10年分)
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吐物等の処理をするときは

厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A

国立感染症研究所「感染性胃腸炎とは」

お問い合わせ

保健予防課 感染症対策係

ファクス:03-5722-9890