更新日:2025年3月18日

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手足口病

手足口病とは

エンテロウイルスが原因の急性ウイルス感染症です。主に小児を中心に夏季に流行する感染症で、2歳以下の小児が半数を占めますが、小学生でも流行的発生がみられることがあります。

主な症状

3日から5日の潜伏期間の後、口の中、手のひら、足の裏や足背などに2ミリから3ミリの水疱性の発疹が出現します。熱を伴う場合もありますが38度以下のことがほとんどです。通常は3日から7日で症状は改善します。

「小児を中心に流行する感染症について」(PDF:113KB)も併せてご覧ください。

主な感染経路

ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり(飛沫感染)、手についたウイルスが口に入ったり(接触感染)することで感染します。

予防のポイント

アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
咳やくしゃみをする時には、口と鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットを心がけましょう。
症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2週間から4週間)、トイレの後やおむつの交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

手足口病の治療

手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。
基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行いましょう。
高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

手足口病の流行状況

流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。

都内における手足口病の流行状況

都内における手足口病の推移グラフ(10年分)
感染症名「手足口病」を選択してください。

関連するページ

東京都感染症情報センター「手足口病」

厚生労働省「手足口病に関するQ&A」

国立感染症研究所「手足口病とは」

お問い合わせ

保健予防課 感染症対策係

ファクス:03-5722-9890