更新日:2025年12月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「Kommy(コミー)」

企業情報

外観の写真

外観

所在地

東京都目黒区目黒二丁目14番13号

代表

込山 剛輔

問い合わせ

電話:03-6673-5683

創業

2025年3月

パティシエが手がける地域密着型のガレット、クレープ、焼き菓子のお店

JR山手線・目黒駅から徒歩13分の山手通り沿いにある「Kommy」は、地域密着型のクレープとお菓子のお店。店名の由来は「僕のあだ名の”コミー”から。家族全員、”コミー”なんですけどね」と、和やかな笑顔を浮かべる同店オーナーの込山剛輔さん。ご両親が経営していた日本蕎麦店の跡地に、2025年3月末に「Kommy」をオープンしました。 長年、お菓子のパティシエの仕事をしていたという込山さん。自分のお店を持ちたいという想いの背景にあったのが、若い頃に出逢ったガレットの存在だといいます。

02オーナーの込山さんご夫妻

「ガレットは、いわゆる蕎麦粉を使った食事メニューのクレープ。それを初めて食べた時に、その美味しさにもの凄い衝撃を受けたのです。両親が日本蕎麦屋をやっていたこともありますが、将来的にガレットのお店をやりたいと考えました。ただ、ガレット専門ではなかなか経営的に難しいところもあるので、これまでのパティシエ経験を活かして、お菓子を作るような感覚でクレープをやってみることにしました。本業であるケーキや焼き菓子を中心に、さまざまな要素を取り入れたお店にしました。」

店内の写真

クレープを焼く込山さんの写真

クレープ生地を持ち上げる込山さんの写真

クレープ生地をひっくり返す込山さんの写真

クレープ生地の写真

クレープ生地を広げている写真

クレープ生地を焼く込山さん。薄くてモチモチした生地が特徴

独立前の3年間は横浜のお菓子屋でパティシエをしながら、副業で地元・目黒エリアでポップアップショップも展開。

「僕は生まれも育ちも目黒なんです。小学校もこの店からすぐそこにある田道小で、中学は大鳥中の出身。地元で僕のことを知っている人たちがお店にいらしてくれていることもあって、オープンからこれまで沈み込まずにやっていけているような感じですね」

お店をオープンして一番反響が大きかったのがケーキ。

「意外とこのエリアにはケーキ屋が少ないので、バースデーケーキのオーダーもいただいたりしますね」

ガレット、クレープ、お菓子のいずれも、気軽に日常に溶け込んで食べられるような存在になることを目指し、焼き菓子も焼き溜めをせず、常に新鮮な状態のものを提供しています。

「添加物を入れないこともこだわり。素材は天然のものしか使っていません。地域の子どもたちもカラダにいいモノを摂って、大きく育っていってほしいですからね。この店の前は小中学生の通学路にもなっていますし。以前、小学校の家庭科でお料理教室をやらせていただいたこともありますが、イベントなどを通じて地域に貢献できたら嬉しいですね。基本は、目黒だけの展開で考えています」

ショーケースにケーキが並んでいる写真

モンブランタルトの写真

チョコレートタルトの写真

自家製ケーキとテイクアウト用のクレープ。種類は日替わり。朝6時から作業して作る。同日中に完売

お客さんにいろいろな使い方をしてもらえるお店でありたい

地域に根づいたお店の運営を行う中で大事にしているのが、地域のお客さんにいろいろな使い方をしてもらえるようなお店であること。

「食事系ではハムチーズなどのガレットも提供しているので、朝ゆっくりご飯を食べたい方やランチを楽しみたい方はもちろん、その後にケーキを食べたい方にもご利用いただけます。専門店ではないので、お客さまのお好きなように使っていただければと思っています。ケーキも日替わりでその日に作っていて、16時までの営業ですが、大体その日中に完売する感じですね」

実は同店のもう一つのユニークなところが、閉店後の17時からをシェアレストランなどの貸スペースとして展開していること。

「自分たちもポップアップショップをやっていた時によく場所を借りていたので、キッチン、客席付きの場所を借りたいというニーズはあると思うのです」

お店で取り扱う商品しかり、店舗形態しかり、イマドキのニーズにあった合理性も追求しているようです。

「何よりも僕がここ、目黒で生まれ育っていますからね」と地元・目黒愛たっぷりな込山さんですが、自身が長年、身を置いてきたパティシエの世界の将来にも目を向けています。

「今、パティシエの業界では、なり手が不足しているという実情があります。そこで、子どもたちには小さいころから美味しいものを食べてもらって、少しでもスイーツづくりに興味を持ってほしいなと考えています。お店では、地域の子どもたちにクリームの絞り出し工程などを見せることも行っています。お菓子づくりは手間暇かかる職人仕事で、すぐにできるようにはなりません。面倒なことをやってこそ、職人としてナンボ。なので、パウンドケーキなども味はもちろん、見た目にも徹底的にこだわっていますね。今後もお客さまのいろいろなニーズに応えていければ僕自身も楽しいし、お店もパティシエの業界も、もっと活気が出るのではないかと考えています」

地域に根ざしたガレット、クレープ、お菓子のお店から、食に関する新しい文化が発信されていきそうです。

焼き菓子の写真

焼き菓子の写真

焼き菓子の写真

焼き菓子が並んだ棚の写真

焼き菓子が並んだ棚とケーキが並んだショーケースの写真

店舗外観の写真

定番のプチパウンドのほか、ホワイトマカダミアなど季節アイテムも

 

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 中小企業振興係

ファクス:03-3711-1132