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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「焼肉コゾウ」
企業情報
「焼肉コゾウ」の外観
所在地
東京都目黒区鷹番二丁目20番19号 RC学芸大学1階
代表
佐藤 秀哲
オーナー
鈴木 達郎
電話番号
電話:03-6412-8483
創業
2023年
所属商店街
学大十字街商店会
地元のみんなが集まって学大の街を盛り上げる場を創りたかった
東急東横線・学芸大学駅から徒歩3分の「焼肉コゾウ」は、地元出身の愛称「ゴリさん」こと佐藤秀哲さんと鈴木達郎さんによる「ゴリタツ」コンビで運営している、活きのいい焼肉店です。高校時代からの付き合いで馬が合ったという二人。これまで仕事から遊びまで色々なことを一緒にやってきたといいますが、その二人が念願のホームとして2023年9月にオープンしたのが「焼肉コゾウ」です。店名の由来は未熟者・若輩者の意味から。
「僕とゴリで店をやろうとなったときに、「コゾウ」が二人でがんばって、「コゾウ」なりにこの店を使って皆様におもてなしをして、一人前の大人になっていきたい。そんな想いを込めています」と話すのは鈴木さん。同店では、オーナーを務める鈴木さんが店内オペレーションをはじめとしたお店の運営面全般を担当し、「僕はいわゆる客寄せパンダのようなものです」と笑う代表を務める佐藤さんが渉外・営業関連を担当し、役割の明確な棲み分けを行っています。
オーナーの鈴木達郎さん(写真左側)
代表の佐藤秀哲さん(写真右側)
かねてより地元で自分の店を持ちたいと考えていた「ゴリタツ」の二人が焼肉店を選んだのは条件が整っていたから。
「このお店は居抜き物件で、以前も焼肉店だったのです。しかも前オーナーも知人でした。立地や規模も含めて全部が僕たちにとってはちょうどよかったんですよね。僕は前職で飲食店の立ち上げや運営、さらに食フェスなどのイベントやケータリングなど、ずっとごはん系に携わってきました。業者のつながりもありますし、仕入れからオペレーションまで全部できる。一方、相方のゴリは地域の保険代理店をやっていて地元に顔がきく。もちろん、資金面などの課題もありましたが、このタイミングでお店をやらなかったらいつやるんだと運命的なものを感じてしまったんです。後悔したくなかったですしね」(鈴木さん)
そんな「ゴリタツ」が同店で目指すのは、地元の人が気軽にこの場所に集まって地元を盛り上げること。
現在、お店をオープンして1年半ほどになりますが、「ゴリタツ」の地元の友人たちが集まる場になることはもちろん、佐藤さんが地域でフットサルスクールのコーチもやっているご縁で、その生徒さんと親御さんの打ち上げパーティなどに同店が利用されるなど、徐々に地域にも浸透しつつあります。
「僕たちの想いとしては、商店街ごとではなく、もっと街全体で学大フェスのようなものをやりたいとずっと考えているのです。そのためにいま、僕は各商店街さんなどによく出入りをして人的なパイプを作りつつ、フェスのための材料をそろえているような状態ですね」(佐藤さん)
これが、日々の店舗運営とは別に行っている代表の仕事というわけです。
「最終的には目黒全体を盛り上げていければと思っています。そのうえで、いま僕たちは40代前半ですが、上の世代と若い世代の間に僕らの世代が入って横の繋がりを強化していくことが大事だと考えています。学大の街にしても東西南北関係なく、うまく全体を巻き込んだプロジェクトができたらいいですね」(佐藤さん)
お店の店内にはスポーツ選手や芸能人など著名人からの開店祝いも多く飾られていますが、「いわゆる飛び道具的な存在ですね。これまでの仕事などを通じて、繋がりがある方にいただいたものです」(鈴木さん)
数量限定の足利マール牛に、平日昼は定食屋として稼働させる合理性も
街を盛り上げることに想いを馳せる一方で、焼肉店としてメニューにもとことんこだわっています。
「提供するお肉に関しては、基本的に九州産の和牛を仕入れています。さらに、数量限定でこだわっているのが、足利マール牛。足利市にある長谷川牧場さんに特別に直仕入れさせてもらっています。ワイン工房で出るワインの絞りかすなどの飼料を食べて育った牛で、赤身のお肉ですが脂が抜群に美味いんですよ。しつこくなく何枚でも食べられてしまいます」(鈴木さん)
クオリティにこだわりつつも、現在の客単価は6,000円程度といいます。
「価格が良心的かどうかというのは、僕ら提供側の人間が思ってしまうのは違うとは思いますね。すべてはお客様がご評価されることですから。そのうえでこのお店をオープンしたときから大切にしているのが、いわゆる大衆焼肉店のような気軽な存在であり続けることです。実際には材料費も高いので、ギリギリでやっているようなところもありますが、将来的には学大で一番の焼肉屋になりたいですね」(鈴木さん)
焼肉店として平日はランチタイムはやらず、夜からのオープンにしていますが、平日はお昼限定で定食屋としても稼働しています。
「ランチはプロモーション的な要素が多いわけですが、学大エリアはランチタイム時の人通りがそれほど多くないので、焼肉店としては営業的にむずかしいところがあると考えています。ただ、箱を無駄に空けておくのはもったいないので、自由が丘でキッチンカーをやっていた女性に頼んで、昼は定食屋の「キッチンラボ」として営業しています。
実はその女性は知人の母親で、僕はお店では彼女のことを「ママ」と呼んでいるんですけどね。将来的には、焼肉店の営業が終了した後の深夜から朝にかけての時間帯も、飲み屋など別の業態での営業を考えていたりします。せっかく、カウンターもあることですしね」(鈴木さん)
粋がありつつも、合理性に関しては徹底的に追求しているというわけです。
お店のユニークなこだわりとしては、メニューの一つとして提供しているカレーの評判が非常に良いこと。
「焼肉用に提供できない肉の切れ端などを使ってカレーも作っています。お肉だけではなくサイドメニューも美味しいお店、ということもこのお店の売りです。オリジナルのキャベツ皿や自家製豆腐などの一品ものを500円以下で提供していて、いずれも好評です。あくまでメインはお肉ですが、サイドメニューがお客様の印象に残ると、リピートされやすいのではないかなと考えています」(鈴木さん)
あらゆる点で考え抜かれた「コゾウ」が、学芸大学の街に心地よい新しい風を吹き込んでくれそうです。
お問い合わせ
産業経済・消費生活課 商店街振興係
電話:03-5722-9881
ファクス:03-5722-9169