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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「PYP BODY WORK STUDIO」
企業情報
「PYP BODY WORK STUDIO」の外観
所在地
東京都目黒区自由が丘二丁目17番11号 丸元ビル303
代表
村上 理香
電話番号
電話:080-4350-8686
創業
2004年
所属商店街
自由が丘駅前中央会
首の痛みを機にピラティスの可能性に開眼
東急東横線・自由が丘駅正面口から徒歩5分の「PYP BODY WORK STUDIO」は腰痛の緩和や肩こりの解消、身体の左右のバランス調整、姿勢の改善など、身体の機能改善を目的としたボディーリフォームを行うスタジオ。PYPの「P」はピラティス、「Y」はヨガ、「P」はパーソナルを意味し、ピラティス、ヨガ、パーソナルトレーニングを中心にプログラムを展開しています。
中でも人気が高いのがピラティス。初期から専用のマシンや機材を導入し、専門のインストラクターが質の高い指導を行っています。
「簡単に説明すると、ピラティスは正しい骨格の配置へアプローチし、正しい筋肉の使い方へと導いていきます。4種のマシンを使って、上手く使えていなかった本来使うべき筋肉を目覚めさせ、カラダ本来の機能を取り戻していくもので、腰痛やリハビリなどにも最適です」と話すのは代表を務める村上理香さん。
代表の村上 理香さん
中学・高校時代を新体操に打ち込んで過ごした村上さんは、大学卒業後に1年間のOL生活を経て、フィットネス業界に転職しました。エアロビクスからスタートし、各種エクササイズからプールまで水陸の一通りのフィットネスを経験したのち、フリーランスのインストラクターになりました。大手フィットネスクラブのアドバイザリースタッフや商品開発、社員教育にも携わるなど順調にキャリアを積み重ねていく中、思わぬ身体のトラブルに見舞われました。
「それまでの長年にわたる身体の酷使によるものだと思いますが、首に痛みが生じ、首まわりが動かなくなってしまったのです。天職が続けられなくなることに大きなショックを受けました。そのとき、ピラティスというエクササイズがあることを知り、当時の本場であるニューヨークまで行って、試してみることにしたのです。そうしたところ信じられないくらい体調が改善し、その効果に衝撃を受けました。それを機にニューヨークやサンフランシスコなどで、ピラティスを本格的に学んで資格も取得しました。まだ日本にはピラティスが本格的に入ってきていない時代でしたが、お金と5年という時間をかけて、2004年にオープンしたスタジオが「PYP BODY WORK STUDIO」なのです」
まさに日本のピラティスの草分けの一つともいうべき存在ですが、2004年の開業当時からシェアスタジオという機能を持たせていた点でも画期的です。
「フリーランスのインストラクターが自分のお客様をお誘いいただき、レッスンできる場を作ったという感じで、いわゆる貸しスタジオとは意味合いが異なります。当初からこのスタジオを使いたいというフリーランスのインストラクターの方々が、10人ぐらいいたのです。最初はマットを使ってピラティスをやっていましたが、そのうちマシン、機材を導入して、より本格的なプログラムが組めるようになっていきました。今では、日本でもピラティスのマシンが作られるようになりましたし、このスタジオのある通りも「ピラティス通り」と呼ばれるようになるぐらい、ピラティスのスタジオが非常に増えましたね」
スタジオの究極の目的は自由が丘の街の人を元気にすること
村上さんがピラティスに傾倒しているのは首の痛みに悩んだ過去の経験はもちろん、身体に無理のない機能改善が行えることにあるようです。
「通常、ケガをしたら運動ができないケースが多いですよね。もちろん、部位や症状にもよりますが、ピラティスはケガをしていてもトレーニングができ、リハビリ的にやることも最適なのです。私は困っているとか辛いと言われると、なんとかしたくなる性分で、誰もやらないのなら私がやるというスタンスです。そのため、ピラティスも夢中で勉強しました。自分も楽しみながら、やりがいを持ってやっているという感じです。業種柄、さすがにコロナ禍は大変でしたが、オンラインレッスンをはじめるきっかけにもなりましたし、事業は3年分の余力がないと、ダメなんだなということも改めて学ぶことができましたね」
ところで、自身も長年、自由が丘に住み続けているという村上さん。この街が大好きだと言い、2024年からは自由が丘駅前中央会の会長も務めるようになりました。
「自由が丘という街は、都会風な小さな街という感じですかね。大型店が少なくて不便なところもありますが、その分、この街で暮らしてみると、古くから営業されているお店が沢山あり、とてもアットホームで素敵な街だと思います。自由が丘という地名は、1丁目から3丁目までしかないのに、その中に約1,200軒もの商店街の加盟店があります。日本全国でも異色な街。商店街の諸先輩方もまだまだお元気で、沢山学ぶことが多いですし、街全体として、よい商店街づくりができていると感じています。商店街の人たちも皆仲が良いですし、これから小さいお店を立ち上げたい方にもちょうど良い街ですね」
実は「PYP BODY WORK STUDIO」の究極の目的も、自由が丘という街のためにあるのだそうです。
「最近ではあちこちに山ほどスタジオがありますが、このお店は広告などに一切載せていませんし、外部から新規のお客様も積極的にはとっていない状況なのです。ただ、商店街からの紹介であれば、なんとか調整をして受け入れます。そのようにしているのは、このスタジオは自由が丘の街の皆さんのためにという想いがあるから。街の人が元気ではないと、街が潤っていかないじゃないですか」
色々な形での街への貢献があることを教えてくれているようです。
お問い合わせ
産業経済・消費生活課 商店街振興係
電話:03-5722-9881
ファクス:03-5722-9169